超便利な画像生成AI「生成塗りつぶし機能」
チラシやDM作成などご依頼いただく場合、デザインから印刷までほとんど任せていただくのですが、
時折社内にデザインのできる方がおられて、印刷だけお請けすることがあります。
例えば、先日画像(ハガキ)のような背景があり、フチ無しの印刷を希望されて、
100mm×148mmのハガキサイズのpdfデータをメールで送ってこられました。

通常フチ無し印刷する場合、上下左右にプラス3mmの「塗り足し」という領域を作成した上で印刷会社に発注します。
例えばはがきサイズの場合「106mm×154mm」となります。↓

理由はギリギリのサイズの場合、大きな紙をそのサイズにカットした時、
ズレが生じて、白色の余白が印刷されてしまう場合があるからです。
通常のインクジェットプリンターのフチ無し印刷のように全体を自動で拡大して印刷してしまうと
上のQRコードのようにギリギリにレイアウトしている画像は切れてしまう可能性があります。
一色だけの場合は比較的簡単に同じ色の塗り足しを作成できるのですが
模様が入っていたり、グラデーションがかかっていると難儀な作業になります。
そこでおおいに役に立つのがPhotoshopの画像生成AI「生成塗りつぶし機能」です。
白色の塗り足し部分を囲んで「生成塗りつぶし」という項目を押すだけで
AIが周りの画像と連動した違和感のないイメージを作成してくれます。↓

ほぼ違和感が無いですね。

AI機能が出るまでは大変な作業でしたが、「生成塗りつぶし機能」の登場で作業時間がかなり短縮できるようになりました。
この機能は縦長の写真を横長にしたりする時もとても便利です。