フロッピーディスク1枚でバブル時代を語る
先日奥さんの実家の掃除に行った時に、見つけた3.5インチFD(フロッピーディスク)。
珍しかったので一枚持って帰ってきました。

CDドライブすらオプションになったパソコン。
FDの使われ方は、ほとんどはワープロの文書保存とかで、奥さんの場合はエレクトーンをやっておたので、音源やリズムを自作して使っていたようです。
で、このFDは2DDとなっているので、容量は720KB。
当時一般的には2HD(1.44MB)が主流でしたが、今となっては写真一枚も入らない容量。
建築用CADソフト開発会社に就職したのは1990年頃、当時はまだその前の5インチフロッピーの時代で、フロッピーを挿入してパソコンを立ち上げてました。
もちろんwindowsではなくてDOS環境、ハードディスクという概念がなくて?容量も20MBとか・・・。
当時では珍しい3次元CADソフト。(線で立体的な図面まで作成)
ちなみに平面図(木造2階)を入力して、パースができるまで20分ほどかかり、しかも現在のようにくるくる回せず、別方向から見たいときは再度20分みたいな!
当時、お客様のDEMOで3時間くらいかかっていたと思います。
この話をもっとしたいのですが、尽きないので省きます^^;
CADは容量とスピードが要求されるので、しばらくして3.5インチFDや大容量ハードディスク搭載のパソコンがでてきたのですが、この値段がなんと容量300MBのタワー型本体価格が300万円くらいしてた記憶があります。(当時はIBMかNECに対応)
パソコンはまだ個人ではとうてい手が出ませんでした。
それもそうですよね、インターネットが日本で一般的に普及しだしたのが1990年頃ですから・・・。
CADの場合、その他ハード面だけでもディスプレイはもちろん、入力用タブレット、A1やA2用紙対応のプロッターとCADソフトを入れると当時で1000万円を超えるのもざら。
でもそのときはバブル全盛期で建築業界も私もとても元気だったので、よく売れました!(笑)
しばらくは・・・・・
話はそれましたが、FD一枚からこれだけ語れる濃い時代を生きてきたということですね
これからはAI活用が主流になります。
昭和、平成、令和の変化を楽しみつつこれからもAIと良いお付き合いをしていきたいと思います。
